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遅れに遅ればせながら、PS2をゲットしたボクちんは喜び勇んでテレビに接続スイッチオーン!・・・あれれ?なんか画像がめっちゃ汚いんですけど?なぜにPSより汚いんですか??・・・。てなってしまった。
そうです、ボクちんの最強に不調まった初代PSは、CDのリードエラーは頻発するわ、時々音声の出力がおかしくなるわで、プレイしていて不快感甚だしかったとはいえ、一応S端子で接続していたのです。ところがPS2本体に同梱されているAVケーブルは普通のビデオ端子ときた。そりゃもう画像がネムいとかそうゆう領域を2馬身ほど引き離して、文字が読めません!てくらいの圧勝っぷり。ふやー、すごいもんだねぇ・・・PS2は。これが次世代機の本領発揮ですかー。などとふてくされてしまったよ、ふーんだ。
しかたなく、後日S端子AVケーブルを購入しに赴きましたボクちんは、RIDGE RACER V(以下RV)とPrimalImage Vol.1の中古を発見、ついふらふらと購入してしまいました。あとついでに、DC版の風のリグレットの中古も一緒に。3本も買って消費税まで払って10000円でさらにおつりが返ってきてしまったのは、風のリグレットが980円だったからですカ?てゆうかそんなに面白くありませんカ?と、サターン版を持っているのにDC版まで購入してしまったリグレットファンのボクちんとしては喜んでいいのかどうか迷うところです。
まぁそれはともかく、いまさらRVの真面目レビューなんか時期はずれで、1ビットの価値もないと思うので、近いところでDC版SEGA GTとの比較とかでまとめていきたい。
とりあえず1500キロメートルほどRVを走ってみての感想。
PS2を体感するのには最適。でも体感するだけにしとこうね。とゆうのが等身大嘘無添加の感想です。だってさっあっ、14台が走る中で最後尾からスタートしてトップでゴールインしなくちゃいけないんです、途中で敵車にガツーン、コーナーの角にゴツーン、なんてやっていると、トップとの差に絶望し、全3周の2周目を待たずして捨てゲーしたくなってきます。
だいたい敵車もわざとぶつかってきたり、道幅いっぱいまで車体を傾けてドリフトしたりとえげつないです。しかも当たり判定はこちらに超不利に設定されていらっしゃるご様子。だいたいあれだけのコーナーがあるコースを走るのに中回転域のチューニングがなっていません。グリッピングもイマイチで、こないだまでSEGA GTを走り込んでいたボクちんは、クワ!工具をよこせ!!自前で調整させたらんかい、おまえのようなヘボメカニックはクビ!クビったらクビ!だいたい車高が低いよ、シャーシ擦ってるし、ギア比も駄目だし、足回りが弱いからコーナーで制動が甘くなるんでぃ!なんちてメカニック気取りで憤ってしまいましたよ・・・。
しかもエンジン駆動形式にFF、4WD、RRなどと書いておきながら、車の挙動はRRオンリーな感じでオーバーステアが強く出過ぎ。シミュレーション系ではないとは言っても、違いが分かる程度にはしてほしかったと思ったね。
ほとんどのレースは全4コースを走り、それぞれのコースで規定順位内に入らないと、もう一度同じコースをやりなおし、同じコースのリトライは3回まで、それでもダメならゲームオーバーときたもんだ。3回くらい連続でゲームオーバーになってみそ?そりゃもう殺意全開モードまっしぐら、野郎!テメェぶっ殺す!今すぐコロス!3回言わして5回コロス!!てなもんよ?これだけの殺意を押さえるにはそれこそ修行僧モードに突入しないと駄目と見た。そんでもってHARDレベルに至っては、頭を丸めて出家しないと駄目と見た。
なんてな具合で、なんかPS2ってどうよ?って感じで購入したはずのRVが知らぬ間に修行僧養成ソフトに豹変しかねないイキオイなのですよ。
ってことで、最初っからEASYモードで適当に走ってPS2気分を満喫するのが正解かと。
以下、SEGA GTと比較しながら話を進めていきます。
SEGA GTはグランツーリスモと同じくシミュレーション系で、リアルな挙動とプレイヤーカスタムのチューニングが売りで、一方RVは非シミュレーション系で、実際の挙動をデフォルメした走りが売りで、目指している所が違っているから同列に比べるのは難しいけど、それでも共通しているところで比較していきたい。
まず、RVはとにかくグラフィックがきちんとしています。たとえばカーブがきちんとなだらかに湾曲している風に見えるし、しっかりした造形の車が14台同時に走っているし、遠景まではっちり描画されて嘘がない。一方SEGA GTはカーブは直線がばっちり見えてしまうし、車は全部で6台、遠景はだいぶはしょってあるし。
コース全景を見て回ると、PS2は姑息なポリゴン数稼ぎがないのに対して、SEGA GTではなんか張り子の舞台セットみたいなところが随所にあって、もろにポリゴン描画数の違いが影響している恰好です。
空間感に関してもRVが明らかに一歩上を行っています。
RVもSEGA GTも空気遠近法にしたがって、遠景にはうっすらと白めのもやを表現することで遠近感を出していますが、RVの方が芸の細かい遠近感を表現しています。決定的に違うのが、RVは遠景にぼかしをかけている点。単純に背景がぼけるだけではなくて、敵車がぼけながら走っているのを見ると距離感がひしひしと感じ取れてイイ感じです。
ここまでだと、いかにもSEGA GTは駄目だ!みたいな印象になってしまうかもしれないけれど、実はそれほどの違いはないです。
例えば、エンジン音やスリップは圧倒的にSEGA GTがリアル。シミュレーション系だけにエンジンの種類や回転数でエンジン音がきちんとシミュレートされている感じ。
スリップの処理にしても、RVがスリップしている時間とは関係なく適当にスリップ音を出しているだけなのに対してSEGA GTはちゃんとスリップしている間だけだし、ちゃんと路面にスリップ跡が残るし。
光の扱い方もSEGA GTの方が一枚上手。夜間にテールスライドした時の光の尾の引き方はSEGA GTの方が美しいし、街頭なんかのハレーションも美しいし、第一ヘッドライトがちゃんと地面に落ちているしで、いいことづくめだ。
あと、RVは昼、夕方、夜でバリエーションがあるとはいえ、コースは基本セットのアレンジなので変わり映えしないのに対して、SEGA GTは砂漠地帯から、雪山、緑の繁るレース場などバリエーションがあって、なかなか厭きないよねってゆうのも書いとかなくっちゃね。
はっきり言って、PS2もDCもこの辺りのパワーを持つハードになると、作り手次第の話になってくる事が多いんじゃないかと。Dead or Alive2なんて、PS2版よりDC版の方が綺麗だとゆう話だしね。(DC版は今は北米でしか発売されていないけれど)
ところで。
ナムコのポリゴンレーシングゲームのハシリと言えば、1988年のWinningRun。
WinningRunと言えば画面全体で300しかポリゴンが描画できないので、RVと比べるべくもなくアレな感じに成り下がってしまうけど、当時はナムコめ、やりやがったな!ってくらいインパクトがあって、そしてリアルだった。そしてレースクイーンも無理矢理少ないポリゴンで表現しちゃったけれど、ポリゴちゃんと呼んだりして、こんなの出てきたって嬉しくないよな・・・とか思いながらも何だかんだで気に入っていたりしたものだった。以降、ナムコのポリゴンレースクイーンはポリゴちゃんと呼ばれて親しまれてきたって事でね。
それが今やどうですか、このテイタラク。深水藍とかぬかしたり、星座はへびつかい座とかぬかしたり、特技が世界のカレー作りとかぬかしたり、挙げ句に現在20歳だとかぬかしやがっています!すると何ですか?WinningRunの時は8歳でしたか?8歳でレースクイーンだとおっしゃいますか?へーそうですかー。
とか言いながら、うーむこの腰のくびれ具合とか、特にこの鎖骨の曲線がたまらぬ感じで・・・って色香に迷わされそうになるボクちんですが、そうはいきません!
他の戯言は許すとして、深水藍殿におかれましては、校庭を一億万周の後、名前をポリゴちゃんに改名の上、WinningRunの時に20歳として年齢は32歳に上方修正、そして全身で50ポリゴンの刑!じゃ、校庭一億万周からーッ!ふぁいっおー、ふぁいっおー
やっぱりポリゴちゃんはかくあるべきじゃよねー。
サウンドについて、初代RIDGEのディスコティックサウンドから、RVでのテクノアンビエントへのシフトとか、グラフィックデザインのベクタグラフィックス化とかについて書こうとか思っていましたが、それは他のレビューペ-ジで書かれているだろうからそちらをご覧頂くとして、ボクちんとしてはポリゴちゃんについてだけにしておきます。
ナムコの伝統、ポリゴちゃん。絶やさぬようにしておきたいものですニャー。
ってことで少し脇道にそれたけど、PS2+RV、これは一つの黄金律として今この時期に味わっておくのは貴重な経験だと思った。とかゆっても、まだPS2は品薄で、店頭に並んでいるのを見たことがないって人も多いんだとは思うけど、お買いあげの際にはRVは真面目に考えてもいいんじゃないかと。少くとも、ご祝儀がてらに買ってみようかな?ってレベルは確実に超えていると思うからね。
それにしてもまともなデバッガもない状態でRVとか鉄拳とかのハイクオリティなタイトルをリリースしてくるあたり、ナムコの職人芸を見たような気がして、ちと嬉しくなったりしたボクちんでした。
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こないだ掲載したRIDGE RACER Vのレビューはボクちんの記念すべきPS2第1号レビューとなったんだけど、いまいち不本意だったって思ったりした。だって、PS2でレビュる第1弾は今回紹介するこの『ぶちギレ金剛!!』(以下、金剛)だって決めていたんだからね。
結局、中古で安めだったって事もあって、いわゆるPS2らしいRIDGE RACER Vに走ってしまった訳で、よりいっそう金剛を待ちこがれるキモチは強くなった。
どれくらい強くなったかってゆうと、その名の通り、ぶちギレやすいように普段の食事でもカルシウムを摂取しないように気を付けるようにしていたんだよね。いーえ、普段の食生活の非を金剛のせいにしている訳じゃないぞ、ほんとうだぞ!・・・嘘だけど。
とるものもとりあえず、金剛をゲットしたボクちんはさっそく部屋のPS2にディスクセット、スイッチオーン!
ん?なんでDVDメディアなの?とか思ったけれど、とりあえずスイッチオンですだ!
ぶごーぶごごごーとディスクが唸り、キュッキュとシーク、なんちて誇張入りまくりのSEを奏でつつ稼働するボクちんのPS2。
なんと、そんな物は全く期待していなかったのにOPアニメからの導入です。しかも綺麗な画像が目を引きます。そう、そうですこれはまぎれもなくDVD映像です。今までのSTRビデオ映像とはクオリティが違います。どう考えてもDVDなんか必要なさそうなゲーム内容なのに、このOPアニメの為だけにDVDメディアの供給になっておいでのご様子。
このOPアニメは3DCGソフトのワイヤフレームレンダリングとセルシェーダを組み合わせた手法で建設機械を表現していて、見方によってはチープに見えるもののゲームのアニメーションとしてはなかなか斬新で、む、うまいことやりやがったな!そんな感じ。
なんかかんだで、何のソフト使ってるのかな?とか、こういうシェーディングは割り切っていて面白いなとか、いやに冷静に見てしまったせいで、キモチの盛り上がりに欠けつつ、そしてスタートメニューの背景のいかにもニヤけたぶちギレとはほど遠い主人公とか、桜舞うアニメーションがPC版のTo Heart並みのチープさに不安を覚えつつ、レッツプレイ!
と、まずはストーリーモードを始めてみますが、どうやら金剛一家の組長がお亡くなりになり、家を飛び出していた若頭の主人公を連れ戻すために年寄りが説得にきますが、主人公にとりあう気はありません。重機バトルの必要性を説く年寄りに主人公が一言。
「金剛一家は建設会社だろうがっ!!重機で戦う才能が、なんの役に立つんだよ!!」
ボクちんもそう思うニャー。
それでも後に引かない年寄りと、何だかんだで重機勝負で跡目を相続するかどうかを決することに。
・・・えぇと、任侠物ではないので、正確には組長でも若頭でも何でもないのですが、そう思ってもらうのが早いので、そういう扱いでいいんじゃないかと。
いつものようにマニュアルをシカトこいたボクちんは、DUAL SHOCK2のANALOG LEDが自動でオンになっていることに気づき、そっかーアナログ入力で移動ねと合点し、アナログスティックを倒し・・・ましたよね?1ドットたりとも動いていないんですが・・・。あーそーね、右のスティックで動・・・きません!!まさかと思い十字キーを操作してみますと動きましたが、それではいったい何の為にANALOG LEDが自動でオンになったのか見当もつきません。
バトルを開始して10秒くらいしか経過していないのに早くも暗雲がたれこめてまいりました!そういえば、そろそろ梅雨だし、沖縄なんてもう梅雨に入っちゃったんですよね、暗雲ですよね、とか他愛ない世間話を思い浮かべ、現実逃避に一瞬走ってしまったボクちんを責めることはできないと思いますが、いかがでしょうか・・・?
移動ができるようになったボクちんは、相手にドカーン!と体当たり、凄い大ダメージ!!・・・を期待していましたが、なんと無傷でいらっしゃいます。攻撃ボタンを押すのかと思い、×ボタンを押すと周囲に鉄骨がせり上がってくるのですが、やっぱり相手は無傷。コルアァー、主人公に断りもなく無敵コマンドを入力するとは何事かーッ!!と思いながらも、いよいよの雲行の怪しさに、決心を曲げて仕方なくマニュアルを読みました。
こんな感じのボタン配置でした。
前攻撃 △ |
||
左攻撃 □ | ○ 右攻撃 | |
× ガード |
以上。
・・・終わるなって。
操作方法が分かってしまえば楽勝・・・と思いきや、あまりの操作性の悪さがボクちんに殴る蹴るの暴行を、いやマジでそんな感じです。
重機なので、軽やかに、なんて事は微塵も期待していなかったボクちんですが、移動するのにタイムラグがあるとゆう次元を通り越して、どう考えても入力方向とは別方向に動いたり、攻撃や防御ボタンのレスポンスが悪いのを通り越して、どう考えても入力を無視されているとゆう実態に苦戦を強いられます。
結局導き出した答えは、前進しながら前方攻撃でごり押しとゆう、戦術も何もあったものではない頭の悪い結論ですが、一番効率がいいようです。まー、喧嘩バトルですから、小細工たっぷりの駆け引きはいりませんとゆう意思表示と万難を排して割り切れば合理的にすら思えてきます。
これだけ悪いところがあると、異様に遅いロードの遅さも気にならなくなってくるから、慣れって怖いよね。
こうやってバトルをこなし、仲間を集めながら金剛一家を再建していくのですが、最初の一人が重機の貴公子と呼ばれる天才だったりするのを除けば、オカマに、道場破りに、謎の女に、犬と節操も何もないご様子。特に強烈なのはオカマで、金剛はアニメみたく第n話形式でタイトルが入る仕組みになっているんだけど、わざわざ2話分もまるまる使ってオカマの恋の物語を語られても困ります。最近では恋愛もリベラル指向だと思うので、一方的にオカマが悪いとも言い切れませんが、少くとも主人公とヒロインのラブラブエピソードがイマイチ欠如されておいでの状況では、どうにも厭な作意を感じずにいられません。
ここまで読んで、あれ?ぶちギレてないよね、って思ったそこのアナタ、ご安心を。
えーっと、ゲーム性の欠如についてはさっきちと触れましたが、どこかの看板スターの言葉を待つまでもなく、「この世には重機がふたつある。使える重機と使えない重機だ」って事が言えると思う。てゆうか、アスファルト舗装工事でよく見かけるロードローラー以外は全部クズです。特にクレーン車なんかは最弱で、攻撃力はあるものの、大振りの攻撃と機動性のなさで、使い物になりません。
しかも、バトルに使用する重機は、バトル毎に固定で変えることができません。なので、こちらはクレーン、あちら様はロードローラーなんてなバトルになると、同じバトルを何度も負けては再チャレンジをサイクリッカブルにエンドレスリピートする事態に陥ります。
さらに追い討ちをかけるように、あの操作性の悪さと、ロードの異様な長さが襲いかかります。重機セレクトさせれー!そう心で連呼しつつ、そうして十数度のコンティニューの後、完敗したボクちんは・・・
ぶ | ・ | ち | ・ | ギ | ・ | レ | ・ | た | ! | ! |
いやもうマジギレでコントローラ放り投げて、電源ブッチ。もう知らん、ふーんだ!
それでもアタマ冷却用にこないだレビューを書いたカードヒーローをプレイして冷静な思考力を取り戻したボクちんは、驚異の忍耐力を発動してなんとかクリア。ぜーはーぜーはー。左手の親指が鬱血したようになっていて痛くてたまりませんが、もうプレイしなくて済むかと思うと心は晴れ晴れ、気も漫ろ。
クリアするとタイトルメニューに、タイムアタックとギャラリーが出現していましたので、ギャラリーを見てみますが、いかんせん宮下あきらの絵はじっくりとした観賞用には向かないのでつまりません。タイムアタックは・・・もうあの腐れバトルをするのは厭なので試していません。年がばれるのを覚悟で言うと、普通の男の子に戻りますって感じなんだよね!
だいたいのところを総括すると、ストーリーやビジュアルは愛されるべき莫迦っぷりを持っていると思うんだけど、肝心のゲームが破綻していてどうにも納得のいかないクソゲーっぷりを最大限に自己主張しておいでです。
PS2のゲーム機としての印象が薄いのは、DVDプレーヤとして普及したって側面とか、将来のネットワーク構想が喧伝されている事とか、肝心のゲームソフトのリリースがなかなか増えない事だとかもあると思うんだけど、やっぱりほら最大の理由っていうのは、プラットフォームローンチ時の実機に慣れていないが故の、そして次世代機というイメージに誤作動を起こしたクリエータ故の、何かが間違っているとしか評しようのないソフトがなかったからだと思うんだ。
それって例えばPSでいうと、アーク・ザ・ラッドだと思うんだ。
PSの期待感と、TVCMの相乗効果で予約だけで30万本以上の予約を達成したのに、ふたを開けてみると・・・だったってゆうあの事件は、歴史的な笑いぐさとして今でも語られるんだけど、そういった資格のあるソフトが今までPS2にはなかったんだと。
PrimalImageはどうよ?とゆうツッコミは覚悟しているんだけど、あれはゲームと呼んでいいのかどうか迷うしね。
でも、金剛がラインナップに加わったことで、いよいよPS2の次世代機っぷりにもハクがついて、地盤を強固なものにしたんだって実感がふつふつとわき上がってきたよ。もっとも、まだ初回本数が出ていない段階なんだけど、おそらくアーク・ザ・ラッドの予約数の1/10程度かなと思うので、この歴史的瞬間を見逃した人が多いってところが残念だけどね。
あともう一つ書いておきたいのが建機メーカーKOMATSUとのタイアップ。
アナタも知っているかもしれないけど、今までに建設機械を使ったソフトが世の中に2本リリースされていて、一本は「トミカタウンをつくろう!」で、もう一本が「KENKIいっぱい」だったんだけど、金剛もそういうタイアップ戦略をとってくるのかなと思っていた。
結局は、アートディンクにその気がなかったのか、KOMATSUが断ったのかそのへんは分からないけど、結局オリジナル車輛でのゲーム展開になったのは少々残念かな。
こうしてボクちんがPS2の歴史的瞬間に立ち会うことができたっていうのは、とても意味があるような、ないような不思議なキモチになっちゃったりしています。
このキモチに終止符を打つため、かくなる上は是非ともシリーズ第2弾を制作していただきたい!
そして全世界に進出していただきたい!
オーストラリアの鉄鉱石露天掘りに行き来する100tダンプと重機勝負していただきたい!
北海油田に鎮座まします油田基地と重機勝負していただきたい!
そして。さらには宇宙へとはばたいていただきたい!!
虐羅苦死32聖戦で宇宙人と宇宙重機64番勝負とかしていただきたい!!
そして!歯止めがきかなくなっちゃって、神々と重機八百万番勝負していただきたい!!!
なんちて思った。アートディンク殿、どうかな?もう一回歴史に名を刻んでみませんかー?汚名だけど・・・。
雨降って地固まるじゃないけど、終わってみると案外面白かったなと思えてくるし、そこのアナタも騙されたと思ってプレイしてみてよGo!って事で。
(注)騙されるのでやめとけ
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前回のレビューから2ヶ月もあいてしまってゴメン。
月並みな言い訳ながら忙しかったりしたんだけど、まぁそんな中でもそれなりにゲームをプレイしていたりして、結構レビュりたいゲームがたまっているボクちんですが、皆様方におかれましては残暑お見舞い申し上げます。
とゆう時期でももはやないのですが、そうゆう事にしておいて下ちい。(当方切実)
さて、夏です。夏といえば、納涼。納涼といえば、心霊。
とゆう訳で夏になるとやけにテレビのバラエティ番組が心霊づいちゃったりして、心霊スポット探索や、心霊写真鑑定や、降霊・除霊までいろいろてんこ盛りになったりします。
ボクちんとしては、怖い話を聞くと確かにぞっとするけど、だからってそれが涼みになっているかとゆうとそうでもないよね、なんちて思ったりしていて、今ひとつ夏=心霊方程式に疑問だったりします。
そんなボクちんの都合はともかく世間的には心霊な訳でして、今回紹介する「THE FEAR」もジャンルとしては心霊てゆうかホラーとゆう事で、夏真っ盛りなペアリングって訳。
ボクちんは熱心なファンとは到底言えませんが、ホラーは結構好きなジャンルでして、本作のリリース発表は気になっていました。しかし、それ以上に気になっていたことがあって、購入しようかどうか本気で悩んでいました。
それはENIXの実写ムービー物に当たりなしの格言があったからです。
ENIXは同社の実写ムービー物を「シネマアクティブ」と自称していて、PS「ユーラシアエクスプレス殺人事件」、PS2「ラブストーリー」とリリースを重ねてきました。このシネマアクティブの特徴に演技力完全無視・ルックス重視で選んだとしか思えないアイドル風味のナオンちゃんで主演ないしその近隣を固め、その外堀をあまりメジャーではないけれど普通の俳優で固めた布陣とゆうのがあります。
当然ながらビジュアル的には良くなるものの、演技もへったくれもない布陣中枢機能によりいくら良いシナリオであってもその実現が困難を極めたり、そもそもシナリオが三文だったりして、結局の所、最悪とはいかなくてもあまり良い評価を得るに至らなかった。
そんな事情から気にはなっていたんだけど、そういえばここのところエッチなゲームばかりだったような・・・とゆうあまり気づきたくない事実もあって免罪符ではないですが、まぁそんな理由で本作を購入したって訳。
さてそんな本作、THE FEARはマップ移動型のアドベンチャーゲームです。
道中でプレイヤー扮する主人公のとった行動でエンディングが変わるっぽい風味ですが、さっそくレッツプレイ!
車内の映像。
どうやらテレビのバラエティー番組のロケに向かう車内のようです。キャスト布陣を見ますにシネマアクティブにありがちな感じ満載で、またかよ!なんてな不安な気持ちが一瞬よぎりますが、まだ始まって2分くらいですし気にしないことにします。
戻りまして。このロケ地というのが、山奥にある、昭和後期に立てられたロシア公館の建物だったと言われるところでして、その昔に公館職員全員が惨殺に遭ったといういわくつきの心霊スポットです。そこへ行って心霊番組を撮影しようとゆう事のようですが・・・あのー思ったままを言わせて頂いてよろしいでしょうか?どうして人里通わぬ山奥にそんなロシアの公館が建立されるのか?それだけでものすごく胡散臭い雰囲気濃厚です。
そのへんはいかにもチープなバラエティー番組とゆう演出なのかもしれませんし、あまり気にせず進みます。
そんな状況説明満載のオープニングが終わる頃に目的地の洋館へ到着します。
到着後、撮影に備え三々五々に散ってゆくスタッフ達。プレイヤーはどうなるのかと思っていますと、いきなりカメラマンに任命されました。つまり、カメラマン視点からの映像をゲーム画面に見立ててしまおうって訳です。試しに移動してみますと、通路を進む映像がカメラマン目線で展開されて、なんだかブレアウィチみたいでカッコイイです。
この移動モードですが結構芸が細かくて例えば立ち話をしている人がいる場合はその人がいる映像になります。これは人物を立たせたまま移動モードの映像を撮影したものですが、位置や距離感がよく出ていて、おそらく全編にわたって撮影するのは大変だっただろうけれどそれだけの価値はあった感じかな。いわゆるありがちなマップだけが表示されている普通のゲームとはその等身大感覚で別次元のアメニティを確保しているかな、と。まぁそんなカッコ良さなのです。
移動するだけでも映像が面白いのでうろうろしていると、メイク室にいる女の子を撮ってこいと怒られましたので、渋々メイクルームのある2階へと赴きます。メイクルームで一通りナオンちゃん達と会話をしながら和んだ後、霊感にあてられたのか洋館の到着と同時に倒れたヒロインとおぼしきナオンちゃん「福井 裕佳梨」殿のところへ赴きます。と、確かにご就寝あそばされておられるご様子。・・・おや?・・・ぎゃわー、裕佳梨殿の身体から白い物体がーッ!・・・まさか、まさか昇天されてお亡くなりに・・・?
などと悲嘆にくれたところ、どうやら幽体離脱だったご様子で、生きておいででした、ふー良かった。
良くありません。1ビットたりともいいわきゃありません。だいたいですね、狙って幽体離脱できるだけでも相当なものですが、離脱したあげくに主人公のカメラに未来の出来事が見えるとゆうフラッシュバック機能をつけてしまうのは、いくらなんでも霊感が強いので・・・で済む問題ではなく、これはもうヒロインとしての責任問題とみた。そりゃもう問責決議案が全会一致で可決される見込みなのじゃよ?
そんなヒロインへの猜疑心が全開でほとばしっていたその時。
いきなり窓の外を何かが落ちていった、あれはプロデューサーの奥山さんだ!などと玄関がが騒がしいので、じゃあってんで様子を見に外へ出ようとしますと・・・ゴゴゴゴ・・・という地響きとともに
ガシャーン!ガシャーン!ガシャーン!ガシャーン!
と入り口という入り口、窓という窓が塞がってしまい、出るに出られない状況に。ってゆうかあのーここは刑務所か軍事的防衛拠点か何かですカ?少なくともロシアの公館にこんな機能は必要ないと思いますがもしー?いくら非現実的な光景を描いてなんぼのホラー作品とはいっても、さすがにちとやりすぎの事例だと言わざるをえませんが・・・。
ヒロインといい、公館といい、あまりに胡散臭い設定におもわずプレイを中断しそうになってしまいますが、このアタマワリー系の展開を開きなおって楽しむことにしました。ってゆうか間違ってこの後ガンパレードマーチなどをプレイしようものなら、絶っ対に本作をプレイする機会は永遠にないのは間違いありません。さすがに7000円も捻出したゲームを一期一会にしたくはありません。
とにかく押せども引けども叩けどもどうにもならないようなので、そこいらをぶらぶらとしておりますと、音楽室から何故か音楽が聞こえてまいります、やっとフラグが立ったか・・・やれやれだぜ。などと現場に急行します。スタッフのみなさんと合流して一緒に音楽室に押し入りますと、そこには先ほど死んだはずの奥山プロデューサーの遺体が磔に!
いったいどうなっておるのじゃよー?と思っておりますと、「救済を得るために過ちを犯すべし」などとロボコンのロビーナちゃんが・・・なんちて加藤夏希殿でしたっけ?まぁその夏希殿が黙示録の一節を読み上げ、これは第1のラッパに見立てた殺人であると解説してくださいます。
ロシアの公館にキリスト教と、ロシア正教もへったくれもない強引極まりない展開に、もうどうでもいいや・・・と投げやりになったボクちんは命名しました。ロビーナちゃん、と。その後夏希殿の出番のたびにロビーナ、ロビーナとやけにうるさいボクちんがいた事は秘密ったら秘密ですだ。
この後も黙示録なぞらえての連続殺人が起こるのですが、それは本編をプレイしていただくとしまして、いつもならこのあたりで総評を・・・となる筈ですが、今回はその禁を破らせて頂きます。もちろん最大のタブーである、犯人は誰か?を書くとゆう事はしませんが、これだけは、これだけは上訴させていただきます!
人間は・・・人間は低周波を浴びたくらいで凶暴化して怪物になったりはしませんッ!!
ええ、こんな恐ろしくいい加減なシナリオ上のギミックはボクちんは初めて体験しました。確かに、いままでこのかた納得できないシナリオギミックは数え切れないほど体験しましたが、こんな現実味のある物語でこれはないと思います。
そんな低周波でどうにかなるくらいなら、様々な長波が入り乱れる海中に入っている海水浴客が全員怪物化してしまうぞなもし?そりゃもう大騒ぎさ!
・・・いえ・・・これはまだいいのです。欺瞞を総動員して「特殊な」低周波だと割り切ることも出来なくはないのかもしれません。
しかし。しかしです、凶暴化して怪物になったその顔が・・・顔が・・・
ぷ
ぷ
プ
ププっ
プッ
プレッ
プレデターーッッ!!!
なのは、絶対に納得したくありません。冗談だと思ったそこのアナタ、プレイしてそのプレデター友情出演っぷりに腰を抜かすがいいさ!ってゆうか、ボクちん本気で一瞬意識が遠のきました・・・。それを・・・それを、サブヒロイン全員がかわるがわるプレデター化して・・・うううーーーッ!!(号泣)。
あーあー、何やら取り乱しておりますが。
THE FEARはある意味純粋なゲームファン向けのゲームというよりは、ヒロイン達のファン層向けのファンディスクと言えなくもないと思います。しかし、この扱いはかなりまずいような気がするのはボクちんだけでしょうカ?
あとですね、クリアするとおまけモードとして、今まで見たムービーカットが見られるようになるのですが、お、奥山さんが死んでる!だの、みんな死んじゃうのよ!(号泣)だの、血まみれの死体が落ちてきたりだののカット満載でさらに気分が荒涼としてゆきます。た、助けて、ママン・・・。
美術的な演出は悪くありません。家を丸々一軒セットとして入念に美術的装飾を行ったり、移動画面やズームインのスムーズなカット割りなど、かなりお金のかかった撮影だって事は素人のボクちんにだって分かります。
それをDVD4枚組という大ボリュームでリリースした事といい、これなら標準価格が7800円と割高になるのも納得できるというものです。
本来ならそう締めくくられるべきだったこのレビューは、シナリオのあまりの破綻っぷりにまったく台無しになってしまいました。そしてさらにプレデターに拍車をかけられて木っ端みじんとゆうべきでしょうか?
はっきり言って、オススメはできません。が、別の意味の怖いもの見たさで購入するなら話は別です。そんなチャレンジャーをボクちんは応援します。
そんな訳で怖い思いをするつもりが、別の意味で怖い体験をする事になったボクちんのレビューをしめさせていただきます。
そこのアナタはチャレンジャーですか?
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