- 2005-01-01 (土) 16:02
- ゲーム
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ちょうどここ、ゲームのキモチを開設した頃というのは、稚拙ながらもそれなりにレビューを書き、CGIとかSSIでシステム増築を行い「ゲーム豆単」や、果ては「DQ7伝説」などバリバリと更新していて、とにかくイキオイだけはあったんだよね。
それがもうこの昨今、昔からのお客様には噴飯物の更新状況となっていたりして、ついに「ほぼ日記」が「週間日記」に成り果てたりする事態も発生して、いかにもフェードアウトしてそのまま消滅するサイトの典型みたくなってしまったりして。
それでもゲームだけはプレイし続けていて、やっぱりこれは書いておかないとね、なんちて思ったりするゲームも多くて、その中の一つが今回お送りするXboxのHALOで、今回はボクちん的Xboxプレイ風景におつきあい願おうって訳です。あ、つきあうってゆっても結婚前提とかじゃないので安心してね。
さて、日記やら他のレビューでも書きましたが、ボクちんはXboxを予約までして当日ゲット、そのままたっぷりすぎる重量感の巨体を会社に持ち込んで好評だか不評だかとにかく注目だけは集めてしまったりして、こうしてボクちんのXboxライフが始まったのでした。
今にして思えば、いくら今までのコンソールプラットフォームがことごとくローンチ時のタイトル不足によるスタートダッシュに失敗しているからといって、ローンチ時「のみ」にタイトルを集中させすぎてしまい、ローンチ後のタイトルが大宇宙に広がるヴォイド空間のごとくスカスカのテイタラクで、本体が値下げされたにも関わらずボクちんは誰一人としてXboxを購入する人を見たことがないとゆうクリティカルな状況にするこたぁないだろと思わなくもないですが、発売後はそれなりにときめいたものでした。
ボクちんが購入したローンチタイトルは「Dead or Alive3」「AirForce Delta2」「PROJECT GOTHAM」の3本。それぞれ簡単にインプレッション程度にご紹介だよ。
まず最初にプレイしたのは「Dead or Alive3」。
もともとゲームショウで見ていただけにびっくりするという程ではなかったにせよ、これが自宅で動いているのかー、と半ば恍惚として見入ってしまった事は確かです。このあたりSegaSaturnの「バーチャファイター」でも同じように思ったものです。懐かしいね。
「映像美」という観点で見ると「DoubleSteel」も技術的に恐ろしいくらい健闘しているのですが、見せ方のセンスではやはりDoA3がXbox映像の極北と言えましょう。
内蔵ハードディスクドライブにデータをキャッシュしてあるのもスピーディーな展開に貢献していて、まさにXboxの申し子のようなタイトルです。
と、絶賛するのはここまで。あーあー、TeamNinjaの人、ここ来て座んなさい。
あ・の・ね。
分かるんですよ、最初はともかくシリーズがじょじょに成功スパイラルに乗ってきて好き勝手出来なくなって、ついにXboxでは下へも置かれぬ扱いで。
で・も・ね。
ファンって大切だと思うんですよ。そして初心もね。
ボクちんね、今でも忘れられないんですよね。そう、初代DoA。
あの上下にむやみやたらに揺れる胸。中に詰まっているのは皮下脂肪ではなくサービス精神なんだそうに違いない!と確信させるほどの行き過ぎた揺れ。そしてパンチラ象限を越えるか越えないかの絶妙なチラリズム、そりゃーゲームそっちのけで上下に立ち・しゃがんだり、技モーション中の心ときめく瞬間でポーズをかけてみたりを、延々とサイクリッカブルに繰り返したものさ。
それが今やどうですか?
上下入力しただけでは立ち・しゃがみにならないし、ポーズをかけたらかけたで画面が暗くなって肝心のナオンちゃんが見えやしませんッ!初代DoAにあったあのときめきスピリットが微塵も見られません。にも関わらずグラフィックは初代とはそれこそ雲泥の差だったりするものだから、うごごごこのポーズ中表示の向こうにぼんやり見えるナオンの肢体が、んぎぎぎやっぱちゃんと見えないーだめですーとかやっちゃってさらに寂寥感が倍増したり。
しかも、隠しコスチューム(特に淫行服制服)出現条件にランダム要素が大追加。一番効果的な方法であるところの、アヤネで下段攻撃→ダウン攻撃で2時間ほど粘っても出現しないほどの嗜虐的ランダムさ加減に絶望したりして。
あ、あのー、これがファンに対する仕打ちですカ?Where is 初心ですカ?
DoAシリーズのファンならば誰しもが、ナオンキャラでウッハウハになりたい下心一心なのは間違いなく、しかるに貴殿らの仕打ちはもはや背任行為以外の何物でもないとみた。キーッ、悔しいッ!
という残念な思いが日本列島のみならず、全世界を覆い尽くしていると思われますので、速やかに「Dead or Aliveビーチバレー」ではナオンを満喫して余りある仕様をお願いいたします。
結局、かなりの隠しコスチュームをほっぽらかして今度は「AirForceDelta2」をプレイしたのですが・・・グラフィックこそ多少「ACE COMBAT04」にアドバンテージがあるものの、肝心のゲームはよほどAC04に負け越し過ぎているご様子。
それというのも一部のミッションこそ、それ自体の魅力があるものの、全体的にドッグファイトに燃えられる訳でもなく、僚機との合同ミッションのような連帯感がある訳でもなく、なんとなく緊張感の薄い「単独作業」のようなゲーム進行に嫌気がさしてきます。
AC04のようにストーリーに力が入っているとも言えず、かと言って淡々と冷酷でリアルな戦況が提示される「ガングリフォン(除ブレイズ)」シリーズのような、戦争への無力感のような描写もありません。
確かに「そこそこ」は作ってあるのです。が、どう転んでも「そこそこ」でしかないため、プレイしていて「むりやり本体と同時発売に間に合わせたのかな?」なんて思わせる作風はより一層寂しさ倍増でやめたくなってきます。てゆうか途中でやめたんだけど。
そして意外に遊べたのが勧められて購入した「PROJECT GOTHAM」。
これもDoA3と同じくゲームショウで見ていたのですが、ポリゴン造形(特にコース造形)にポリゴン師の魂みたいなものが感じられなくて、正直「GranTurismo3」に及んでないかも判定で興味をなくしていたのですが、どうもローンチご祝儀で購入したDoA3もAFD2も思ったほど楽しくなくて購入してみました。
ボクちんはGT3が好きで、そのグラフィックやサウンドやプレイ感覚がお気に入りで、全世界で800万本なんてセールスにも当然でしょなんてドライなリアクションをするくらいなんだけど、残念に思っている事があってそれはDUAL SHOCKじゃアクセルワークがちょっとね・・・な残念さなのね。
これはPS2にはアクセルやブレーキになじむアナログ入力がない(右スティックのアクセルは結局慣れませんでした)というハードウェア上の制約とも言えるもので、これってとても不幸な事だと思うんだよね。特にDreamcastでの左右トリガーのアクセル・ブレーキ割り当ては、これだッ!と刮目するほどの抜群の操作感だった事もあって、Xboxの左右トリガーに期待していたんだけど、これは大当たりだった。やっぱりアクセルワークはトリガーでなくっちゃね。
とはいえ、GOTHAMはシミュレーション系ではないせいかGT3よりも車の挙動が不自然、いやに暗くて視認性の悪いコース、ドリフト、ホイールスピン至上主義ともいえる特異なゲームシステムに馴染めなかったりと不満点もそれなりにあって、そんな不満点の中でもサウンドトラックの趣味の合わなさには閉口でした。
全般的に燃えにくい、極限を目指してとんがれボクちん!というようなバトルモードとはどこか違った選曲・・・はまだ良しとして、日本市場を狙ってチョイスしたと思われるJ-POPに至っては脱力モノでして、これでレースしろってのが間違っている!とほとんど噴飯寸前でした。
わかった、OK。ボクちんがレースゲームにふさわしい選曲ってものを聴かせてやるぜ、オレの歌を聴けb-yマクロス7なイキオイで、GOTHAMのCD取り込み曲再生機能を使ってみた。
RIDGE RACER! RACER RACER RACER(エコー) Alright, everyone! One minute to go! Are you ready? The engines sound like they’re ready to go! Are you all set? 3・・・2・・・1・・・Go!!!! |
あ、こらそこ、リッジかよオイ!とかゆわない。由緒正しい選曲ぞなもし?
ナヌ?不満ですカ?あーそーですか。分かった、分かった、分かりましたよーだ。
それなら、今こそ聴け!ボクちんのファイナルウェポン!!
Tu tu tu tu tu tu tu tu tu lu ・ デ・イ・トーナー (ギャフン) |
別に競合会社を当てつけにチョイスしている訳ではなくて、世代的にどうしてもレースゲームというとこのへんの選曲に落ち着くのでまーそのー。
というあたりがそれまでのボクちんのXbox体験だった訳で、楽しいんだか楽しくないんだか微妙ですが、そんな消化不足にあってさらに追い打ちをかけるような今後の貧弱なXboxの新作ラインアップの中で唯一後光が差して見えるタイトルが一つだけあったんだよね。
それが今回レビューする「HALO」。全米で早々に100万本を売り上げ、Xbox No.1の呼び声も高い、まさにキラータイトルの期待を集める羨望のタイトルなのです。
HALOは発売こそMicrosoftですが、開発元はBungieSoftwareという「Mac版DOOM」としか比喩される事のない可哀想な「Marathon」を生み出したソフトハウスなんだよね。その後、続編の「Marathon2」、3DリアルタイムファンタジーSLG「Myth」シリーズでその存在を確立したと言われているけど、ボクちんMarathonシリーズしか知らないや、ゴメン。
そのBungieSoftwareですが、今からちょうど2年前の今頃Microsoftに2000万ドルとも4000万ドルとも言われている金額で買収されてちょっと話題になったんですね。そしてHALOを開発・・・というと実力派ソフトハウスを金銭に糸目を付けず、なんちてなイメージになるかもしれませんが、ちょっと事情は複雑だったりします。
BungieSoftwareがMacだけでなくWindowsにも対応した「Marathon2」をリリースした頃、1993年に3D FPSの黎明を飾った「Walfenstein3D」のID SoftwareがFPSというジャンルをブレイクさせた「DOOM」シリーズをリリースし、さらには「Quake」を発売していたりして、FPSのエッジ=ID Softwareという揺るがない構図が出来上がっていた訳です。
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そんなBungieSoftwareを今更のようにン千万ドルで買収なんて大丈夫かMicrosoft?なんちてな話題の盛り上がりかただったなんて事情があったのですが、今更のようにやっぱ思い出さない方が良かったと思い直してみたりしたので、適当にスルーして話を先に進めます。
そんなHALOはよくあるタイプのFPSです。とかゆうとさらに立場がなくなってしまうので、せめてストーリーくらいは紹介しておきましょう。マニュアルから引用。
時は2552年。地球はもはや人口過剰の限界に達し、人類の多くが他の惑星に入植することを余儀なくされていた。光速移動は現実のものとなり、地球の統一政府が国連宇宙司令部を通じて植民地建設に全力を挙げてきた。その結果、今では何百万人もの人類か、外の太陽系の惑星で暮らしている。
(長いので中略)
しかし32年前、地球から遠く離れた植民地「ハーベスト」との連絡が途絶える。
調査のため戦闘部隊が送られたが、そのほとんどは全滅し、ひどく損傷を受けた宇宙船1隻のみが惑星リーチへ戻ってきたのだ。生き残った乗組員によれば、多数の未確認戦艦が突如現れ、いとも簡単に地球軍を壊滅状態にしたという。
これが人類にとって初めての、地球外生命体との遭遇であった。人類は彼らを総称して「コヴナント」と呼ぶようになった。
(さらに長いので中略。面倒くさいのでさらに略)
最後の1体となったSPARTAN-IIを乗せた戦艦オータムは、ブラインドワープによって地球から遠く離れた宇宙のどこかにジャンプし、コヴナントを地球から遠ざける作戦を開始する。
えーと、略しすぎたのでよく分からないかもしれませんが、ぶっちゃけた話、「コヴナントが地球に来たら厄介なんで、そこのお前囮になって奴ら引き連れてちょっとどこかへ行ってこいや、片道キップでな(ニヤリング)。んじゃLet’s GO~!!」とゆう、まことに人非人まっしぐらな作戦でございまして、拒否権とか弁護人を呼ぶ権利などは軍人であるボクちんにはあろう筈もなく、しょんぼり一路どこかへブラインドワープする事に。
母上様、鬼っていうのは国籍問わずどこにでもいると思いまちた・・・。
そんな絶望的な気分でのスタートですが、操作方法はこんな感じです。
まず左親指にあたる左アナログスティックで移動(押下げでしゃがみ)、続いて右親指にあたる右アナログジョイスティックで視点移動(押下げでスコープズーム)、そして右トリガで武器発射(押続けで溜め撃ち・連射)、左トリガでグレネード投擲となっています。
攻撃が左右のトリガに割り当てられているのが変に思えるかもしれませんが、FPSの宿命として常に移動と視点移動を併用するため、左右の親指は常にふさがりっぱなしになり、コントローラを握ったままで親指と併用できる左右トリガへの割り当ては妥当と言えます。
それ以外に主に使うところではAボタンがジャンプ、Bボタンが近接戦闘、Xボタンが武器拾得・交換・リロード、Yボタンが武器切替(ボタン配置はDreamcastと同じ)となっていて、これらを駆使してゲームをプレイして・・・とゆうあたりでシューティングゲームが苦手な方は目眩がしてきたのではないかと思いますが、これこそがPCでのFPSの作法なのです。
PCでのFPSでは移動や攻撃のみならず、複数プレイ時のコミュニケーションに至るまでキーボードとマウスに集約してしまっているために、マウスのみならずキーボードもフルキーを駆使することも珍しくないんですね。てゆうか、けっこう普通にフルキーを使うらしいです。
フルキーを使うゲームって「Ultima」シリーズだけじゃなかったんだ!とかなんとか、ボクちんはそんな感想だった訳で。
それだけにゲームで使用するアナログ2軸×2、アナログトリガ×2、ボタン×6に全機能を割り振るというのはまさにエッセンスを凝縮したレイアウトといえるかもしれないよね。
難易度設定は無闇やたらに高難易度を求める、まるで求道者のような欧米仕様な訳で、アクションが苦手な人は間違っても難易度「NORMAL」すら選んではダメであり、素直に「EASY」をチョイスすべしだ。
このあたりは日本人がゲームに対しての功夫が足りないとゆう意見もあって、一概にどちらがどうとも言えないんだけどね。
とゆう訳で原稿用紙にして16枚分の紆余曲折を経て、コヴナント共を37564!とばかりにミナゴロシ行脚にいざスタートさせてみると場所はコヴナントの急襲を受け緊迫感溢れる戦艦・オータムの艦中。
そこで「彼を起こしてくれ」とかゆわれて解凍されたボクちんに、向きを変えるとか、歩くとか、視点を移動するとかエネルギーシールドチェックとか、あのー艦のピンチなのでは?なんちて妙に醒めた展開が待ち受けていようとは・・・。
一通り終わると今度は呼び出されてブリッジに向かうことに・・・って、武器はどこ?右トリガを引いてもNO WEAPONって出るんですけどーもしー?
いわばボクちんは勇者様。その勇者様だとゆうのに初期装備がへっぽこなのはゲーム上仕方のないお約束だとばかり思っていましたが、ついにここまでへっぽこ装備偏重の仕打ちを受けるとは・・・「いなずまのけん」よこせ!・・・とかは言いませんからせめて「ひのきのぼう」くらいは何とぞこの通り!な・に・と・ぞーッ!!
・・・。
・・・・・・。
貴公ー、それでも軍人かーッ!?
戦わずして何が軍人かッ、くわッ!!
と息巻いていると、ブリッジへの案内役が爆発に巻き込まれ、吹っ飛ばされてお亡くなりに。そして独り取り残されるボクちん・・・。
・・・あ、新手の放置プレイか何かですか、コレハ?
うろうろしながらブリッジへ到着すると、末期を悟った艦長がコルタナとゆう人工知能を連れて逃げろとかおっしゃいます。このコルタナ殿、役どころで言うとまさにヒロインですが、そこはそれアメリカ人感性満載でいらっしゃいます。ではさっそく、コルタナ殿どうぞー!
こいつ↓![]() |
・・・こんなの連れて逃げたくないです、もう少し可愛いナオンと共に逃避行したいです、ううう・・・(嗚咽)。しかも艦長も武器を支給してくれないし・・・(めそめそ)。
しかし、ボクちんとて軍人です。たとえどんな腐れ任務であっても、それは立派な任務。
恭しく拝命して見事に勤め上げて見せましょうともさ!
そんな決意を胸に、仕組まれたかのように落ちている武器をゲット、そこいらじゅうにいるコヴナント共を大・殺・戮!
がーっはっは、死ね死ね、死ね死ね死ね死ね、死んじまえ、コヴナント共をやっつけろ、鉛弾(たま)で命を奪ってしまえ・・・とか何とか「死ね死ね団のテーマ」で替え歌をやっている場合じゃなくて。(年寄りでゴメン)
そうそう、ストーリーです、ストーリー。
コヴナント共を蹴散らしたボクちんは艦外へと撤退しますが、そこには巨大な謎のリング状の惑星が広がっていたのです。
脱出艇で謎の惑星に不時着し大地に降り立つと、「コヴナントの捜索部隊を回避せよ」との指令が。
コヴナント殿らめが、戦艦オータムを襲っただけでなく追っ手まで差し向けやがりまして、執念深いことこの上ありません。おのれーギリギリギリ。
とはゆっても戦闘機の地上掃射にかなう訳もなく追われるように先へと向かいます。
さすがに惑星というだけあってマップはかなり広大、かつ緻密なテクスチャードグラフィックはさすがにXboxならではと思えます。ま、ちょっとばかしポリゴンが荒いかなと思わなくもないですが。
そして意外なところで音楽が出色の出来です。普段は波の音、鳥の声などの環境音だけなのですが、盛り上がるところでは楽曲が使用されていて、それがシチュエーションに強力ジョイントしていてついつい世界観にのめり込みます。
道中、さらに「脱出艇を見つけ生存者を保護せよ」との指令。
どうやら戦艦・オータムも脱出艇ともどもこの惑星に落ちたようで、ようやくミッションらしくなってきて今までは影が薄かったボクちんに活躍の大チャンス到来です。行くぞ、ものどもーッ!(注:一人旅です)
すると、いましたいました。何と海兵隊の諸君ではありませんか。
チーフ!
良かった会えて!
チーフのすぐ後ろにいますから!
なんて。なんて頼もしいのでしょうか。今までの孤独な一人旅が報われるようです。
いやー、卿らに会えてほんとうに嬉し
撃ちまくれ!
一匹倒したぞ!!
やつを見つけだしてやる!
・・・は?
あそこにもっといるぜ!
こいつをくれてやる!
やったぜ!!
俺にも殺らせろよ!
・・・あの、みなさん?
まだいやがる、隠れられないぜ!
鉛の弾をくれてやろうか!?
燃えるぜ!!
いよいよこれからだ!
・・・人の話を・・・
あそこにもっといるぞ!
まだいやがった、ぶっ殺してやる!!
俺にもやらせろよ!
もう誰も俺を止められないぜ!!
きゃ、きゃつら主人公を差し置いてコヴナント相手に大活躍しやがっておられるご様子!下克上も最強に甚だしまっていやがりますッ!
ムギギギギ、もう許せん!今回のミッションはボクちん独りでやるんでい!てゆうかコヴナントはボクちんの獲物じゃぞなもしー!?
貴公らそこをどけ、目の前にいるとオウンゴール・・・じゃなく、貴公らに当たる・・・どけっつーの!・・・・・・・・そうか、どかぬか。ならば貴公らごと、撃つ!ズガガガガガ
何をするんだ!
気を付けて撃てよ!!
前をふさぐな!
そこをどけ!!
き、貴公ら邪魔するのみならず、上官に向かってその暴言は何事かーッ!
暴言以上に、上官よりセリフが多いのがさらに許せぬ、き、き、貴公らめーーーッッ!!!
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
その後。
あたり一体にはコヴナントの死体が累々と積み上がり、一人の戦士がそれを眺めていたと言われています。
そして。
コヴナントの死体に混じって海兵隊員の遺体がところどころにあったとも言われています。その遺体にはことごとく後ろから不意打ちにあったとしか思えない銃創があったらしいのですが、あんな裏切り者共知らんもんね、ふーんだ!
・・・すべての謎は解けた!海兵隊員殺害の犯人はこの中にいます!!
ってそうゆうゲームじゃなかったですねへへへ。
これではネタの自作自演ですねへへへへ。
シナリオは更に進み、脱出艇を発見し生存者を確認したところで、実は艦と共に命運を共にしたと思っていた艦長が生きている事が大・判・明。武器も持たせずに敵中に放り込んだ憎きあんにゃろーですが、生存者調査のついでに探してやることにします。
が、よりによって敵巡洋艦に捕らわれているとか、この身一つで巡洋艦に乗り込めとか、あまりに無謀で強引かつ安直すぎる作戦を言い渡されたりして、トム・クランシーが聞いたら憤慨悶絶しそうなシナリオですが、まーしょーがないしーいくかー(投げやり)。
そうしていったいどこにいやがんだ!と何度思ったかしれないくらい艦長探しをいたしまして、巡洋艦やらビーチやらコントロールセンターやら制圧しまくってもういい加減出て来いよ死体でもいいから、とか不穏な気分になったところでメッセージが。
「ジャングルの奥に消えたキース艦長を捜し出せ」
や、奴め奴め奴め!
貴殿は聖闘士星矢のアテナよろしくですか?いつまで経っても敵に捕まり幽閉されっぱなしですか?そしてボクちんがそれを毎度毎度助けにいきますか?小宇宙と書いてコスモと読みますか?シグナスのクロスはやっぱり「おまる」ですか?どうなんじゃー!
もーいやー、ママン!!
つって、本当に頭にきていったんプレイ中断したのは本当ですが、一向にレビューが進みませんのでなかった事にして先に進めます。
ジャングルではコヴナントとはまた違う異形の生物が登場します。奴らの名は「フラッド」。
よく見るとコヴナントとフラッドが交戦していてようですが、どっちにしてもボクちんの採る道は全員ごっそり37564!
皆殺しついでに、インデックスと言われる、この未知の惑星-HALO-の防御システムの起動スイッチを探します。
何でもフラッドと呼ばれる生物はコヴナントより100倍怖いとゆうより、生きとし生ける者の宿敵とでもいうべき生物で、周囲の生物を取り込み爆発的に増殖する宇宙一怖い生物だとゆう話です。つい先ほどまで何気なく機関銃でバリバリ殺していましたが。
そんな訳で何が何でもフラッドを根絶やしにしなくてはいけないとゆう事ですが、実はこのHALOこそがそのフラッドを殲滅する切り札だったのです、イヤッホー!
インデックスここにあるし。防御システムの起動パネル目の前だし。
ここでエンディングなんて、艦長見つかってないけどOKなのかな?まいっか洋ゲーだし。とかさりげなく酷いことを思ったところで、やっぱり罠だった事が発覚。
HALOが最終兵器足り得たのはフラッドを殲滅するからなのですが、この手法がフラッドの餌になる生命体をことごとく死滅させるというのです謎のパルスで。やばいです、謎のパルスです。何らかの特殊なパルスが不思議な方式でSFチックに生物を抹殺する様が思い浮かぶようです。
結局HALOの防御システムは起動させちゃなんねぇ事が分かりましたが、それではもうフラッドをくい止めることは・・・宇宙を守ることはできませんか。
なんちてそこへ艦長の奪還指令が。またかよ!とか三村ツッコミしようとしましたが、どうやら、HALOに衝突していた戦艦オータムのエンジンを誘爆させHALOを破壊すればフラッドを全滅させられるとか・・・・・・さっさと言えよオイ(殺意)。
ここまでくればあとはエンディングまで一直線。
ヅガーンとオータムを破壊して爆発に巻き込まれないように自動車での脱出劇、逃げて逃げ遅れてを10回ほど繰り返して、宇宙の英雄様が自動車の運転ミスで宇宙の塵と散りまくったり、宇宙最大の的はフラッドではなく運転性能の悪い自動車だとゆう事を最強に思い知らされたりしながらようやくフラッド共を根絶やしに、グッジョーブ、イエー!
ありがとう、ありがとう全宇宙のみなさん。宇宙一の英雄様はここですよー。
さあ崇めるなり奉るなり好きにしたまえよ、はーっはっは!
はーっはっは・・・は?
そういえば、何かを忘れている気がします、それも猛烈に。
あ、あのー、少々お尋ねしてもよろしいでしょうか。いや、もうすでにエンディングロールが流れているのは百も承知なのですけれども。
ひょっとしてコヴナントってどうなりました?
HALOに派兵されていた分は滅んだとは思います。
でも確か、人類って「地球人は神を冒涜するものである」とかゆって聖戦をしかけられていたりしませんでしたっけ?
聖戦と書いてジハードですよ?
なんかもーそれだけで、血で血を洗うホロコーストって感じですよ?
そりゃーボクちんもさんざっぱら奴らを屠ったさ。
でもね。
32年前とはいえ、植民惑星+攻撃部隊をいとも簡単に全滅に追い込んだ訳ですよ、コヴナントは。
とりあえずゲーム中で1000匹くらいは始末したと思いますが・・・
まだいっぱい残ってるね、絶対。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・・や
やっぱりやり直しを要求するーッ!
派手な爆発シーンで幕を引いたつもりにするのは断じて認められないのじゃよー!?
そんな陳腐な演出、今時ハリウッドですらやってないぞなもしー?(やってます)
やり直しが駄目なら、続編を要求するーッ!
こ、これはコヴナントによる策謀なのじゃよーーッッ!!
ぎゃわー、BungieSoftware殿聞いておるのかー、もしーー(宇宙の果てよりフェードアウト)
そんなんこんなで10000文字を越えてようやくフィナーレですが、全体的に見て、日本人的ゲーム感性からすれば難易度調整の甘さが目立ったりするのかもしれませんが、FPSの等身大の冒険という経験はFPS慣れしていない日本人にとって実に貴重な経験になる事ウケアイ。
ハマるとPC買って洋ゲー三昧、なんて生活が待っているかもしれない、昨今の続編続きで閉塞した日本のゲームに対しての強烈なカウンターカルチャーになりそうな、そんな予感すらするんだよね。
ただでさえ先の見えないXbox、所得の目減りする世知辛い今日この頃でもありますし、万人向けではない訳でして、すべからくすべてのゲーマー御用達なんて事はいいません。
しかしXboxを持っているという人は絶対プレイすべしだし、そうでない人はちょっとゲームショップ店頭でデモをプレイしてFPS文化に触れてみるのもいいんじゃないかな、なんてそう思います。
アナタの豊かなゲームライフのために、とにかく触れてみていただきたい。
そう思った残暑間近のボクちんでした。(レビューを書き始めたの梅雨入り前だったけど)
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