- 2012-05-21 (月) 21:46
- Android
GALAXY SⅢ(SC-06D)を予約しました。
もう2年ほど、HTC Desireのベルギー限定シルバーを使っていた。
もちろん、SIMフリー端末だし、当然root化して使っていたのだけど、ボタンの具合が悪くなり、こりゃヤベェと後継機を探し始めたのね。
そんな自分が、あえてSIMフリーでもなく、ましてroot化できるかも分からないドコモ端末を選んだ理由を、とりあえずまとめておこう。
後継機の筆頭候補はHTC One X。白が凄くカッコイイ。ところが、4.7インチのコイツは電源ボタンが上部にある訳で。そんなところまで指が届かないっつーの、両手で操作させる気か!と心一杯に思いつつ、他にないかな?と探し尽くし、結局GALAXY SⅢしか残らなかったという・・・。
サムソンは、昔買ったHDDが酷いできばえだった(1台は突然死、1台はLEDランプが常時点灯する有様)ので、もう二度とサムソン製のものは買うまい!と思っていたものの、GALAXY SⅢは性能が図抜けて良い。
このあたりを見ると、そりゃーもーフラッグシップ。
HTC One Sは画面解像度が低いので比較にならないとして、HTCのフラッグシップたるHTC One Xも太刀打ちできないという。(思ったよりもTegra3プロセッサがアレだったようで・・・)
GALAXY SⅢのインターナショナルモデルは、CPUはCortex A9ベースのサムソン製プロセッサExynos 4 Quad(Exynos 4212)を搭載。なんだよA15ベースプロセッサじゃないのかよ!?的なガッカリ感をよそに、今時のスマホの選択ポイントであるGPUが、旧来からのMali400MPながら440MHz駆動になっていて、この性能。スペックオタク方面には、たまらない一品となっておりました。
そこへドコモから、ドコモ専用モデル、GALAXY SⅢ(SC-06D)が発表され、まーどーせインターナショナルモデルを買うけどね!とタカをくくっていたら、大間違い。非常にアグレッシブかつ、おそらく今世界でもっともバランスの良いフラッグシップだってんで、ビックリしました。ドコモさん、さんざんdisってしまった自分をお許しください。
と思っていたら、一部でドコモのGALAXY SⅢイラネ、インターナショナル欲しい、などと語られている向きがあるので、少しまとめておきたい。
Snapdragon S4は凄い
ドコモのGALAXY SⅢは、プロセッサにQualcomm Snapdragon S4(MSM8960)を使っています。これは、一般的な前世代のプロセッサよりも2倍くらい高速です。
Snapdragon S4 MSM8960のベンチマークスコアが公開される
2コアながら、コアあたりの性能は仏恥義理!GALAXY SⅢのベンチマークが出回っていますが、Snapdragon S4に劣っているシーンも散見されます。
そして、もう一つは消費電力量。4コアプロセッサの利点に、未使用コアをスリープさせるのでバッテリー保ちが良いという点が挙げられます。が、これを見ると幻想にしか思えないよね。
HTC One X Power Management Fix Test 投稿者 TechRadar
HTC One Xは同じ筐体にプロセッサが Snapdragon S4だったりTegra 3だったりと違うバージョンがあり、かなり正確なベンチマークになっています。
なんと、Snapdragon S4はバッテリーが28%しか減っていないのに、Tegra 3は45%も減っています。
このあたり、Snapdragon S4は28nmプロセス、Tegra 3 は45nmプロセスが明暗を分けているようです。Exynos 4 Quadの35nmプロセスが、どの程度健闘するか、実機が待たれるところです。
もちろん、Tegra 3は今代プロセッサのガッカリ砲と揶揄される性能ですし、そのままExynos 4 Quadとの比較にはなりませんが、従来プロセッサより20%程度の省消費電力量と謳われている程度では、太刀打ちできないと予想。
特に、この消費電力量の少なさは、バッテリーが泣き所のスマホにとって福音となるだろう思われます。
これは、メモリが増えた際のトレードオフ材料として重要です。
メモリが・・・2GBだと!?
最初は誤記だと思われていたのが、2GB搭載確定ということで衝撃が走りました。
サムソンのプレスリリースには、Exynos 4 QuadはLTE非対応なので、キャリアや国ごとの個別対応になるとしていて、Snapdragon S4の搭載も驚くに値しませんでしたが、よりによってメモリが2GBだそうです。(ちなみにAT&T端末も2GBだとか)
HTC Desireでは終始メモリ不足に悩みました。
メモリ使用量の少ないCyanogenModをROM焼きし、Google AOSPアプリも必要な分しかインストールしない(Gメールアプリなど削除)、S2Eで全アプリを強制的にSDカードに待避するなど、涙ぐましい努力でやりくりしてきた、この2年。2GBというスペックは、まさに救済。
※S2EはRAMを節約するのではなく、本体のフラッシュを節約するのでメモリ違いでした。訂正します。ご指摘サンキュー♪
メモリが増えれば当然、消費電力量も増えます。が、Snapdragon S4の省電力性で相殺できるのではないかと期待できます。
まー、いらぬドコモの、おせっかいアプリで大半が埋め尽くされるとは思うのだけどw。
まとめると
GALAXY SⅢをインターナショナルモデル、ドコモモデルを比較するなら、ポイントはコア数ではなく、搭載プロセッサの性能・消費電力量。
いずれも現時点ではドコモモデルが勝っています。将来的にAndroid OS 5.0で、4.0よりもマルチコアの使い方が良くなれば分かりませんが、今のところは、ドコモモデルに軍配が上がると考えて良いでしょう。
というわけで、比較表を置いておきます。(共通部分は割愛)
ドコモモデル | インターナショナルモデル | 備考 | |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon S4 (MSM8960)1.5GHz 2コア |
Exynos 4 Quad (Exynos 4212)1.4Ghz 4コア |
省電力性はS4が優れる? |
GPU | Adreno 225 | Mali400MP(440MHz) | 互角? |
RAM | 2GB | 1GB | ドコモモデル、マジSugee |
ストレージ | 32GB | 16GB | インターナショナルモデルは当面16GBのみ |
外部メモリ | microSDXC(最大64GB ) | microSD(最大32GB) | 地味だけど、大きな違い |
非接触IC | FeliCa | NFC | |
ワンセグ | あり | なし | 見ないと思うがw |
重量 | 139g | 133g |
root化といっても、メモリが潤沢にあって日本語フォントが綺麗なら、もうあとはバックアップとROM焼きくらいしかroot化の旨みはないし、そろそろminiUIMも欲しいなあと思って、ドコモモデルを選んだって訳。
ドコモモデルのみんな、ガッカリな選択じゃないんだぞ。ってことで。
Comments:3
- Toshi 12-06-11 (月) 17:29
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「S2Eで全アプリを強制的にSDカードに待避する」はフラッシュの話ですので、メモリー違い。RAM容量とは関係有りませんね。
- kojihara 12-06-12 (火) 21:17
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ご指摘通り誤りです。本文、補足しました。ご指摘ありがとうございました。
- ****** 15-11-12 (木) 11:09
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