アクセスログ解析アナリスト必携！超便利ツールはこれだ！

アクセスログ解析アナリストといえば、日がな一日、解析ツールの画面をながめつつサイトの課題発見に取り組んでいたりします。

そして発見した課題は、お客様へレポートする訳ですが、予算によって解析ツールの出力形式そのままを提出したりするだけの時もあれば、数十ページにも及ぶコンサルティング・レポートを執筆することもあります。
さながら、プレタポルテと、オートクチュールのように。

今回、ご紹介するのはコンサルティング・レポート執筆時に必携となる、超便利ツールだよ。

ということで、今回ご紹介するのはCanonの電卓「HS-1210TS」。

だまされた！電卓って、ふざけてんの？ここはバーボンハウスじゃねーんだYO！と憤懣やるかたない諸兄淑女もいらっしゃると思いますが、冗談抜きで、今回は電卓のご紹介です。

たかが電卓と侮るなかれ、これがなかなかのスグレモノ。
電卓なんて、どれも一緒でしょ？という人ほど読んで欲しい。

HS-1210TSのここが凄い

これがHS-1210TSです。

見慣れないスライドスイッチやら、ボタンが付いているのが分かりますか？
そう、これがこの電卓の特徴です。

クローズアップすると、このようになっています。

右側の、少し長めのスライドスイッチで小数点桁数の固定ができるんです。これがとても便利。

コンサルティング・レポートは、調査データを引用ししつつ執筆していくのですが、そのときに複数の指標から導き出される二次的なデータを記入することが、とても多い。

例えば、直帰率は、直帰訪問回数 ÷ 集客訪問回数だし、キーワード集客率（業界では色々な名前で呼ばれているようですが）は、キーワード集客訪問回数 ÷ 総集客訪問回数。
こうした数値を、計算しながらレポートに記入していくシーンが多いのです。1ページあたり数カ所から数十カ所、1レポートで100箇所以上あることも。

アクセスログ解析アナリストは数字が命。
レポート中の数値が間違っていたら、お客様の信用を失います。
当然、手作業で計算すると、人間のことだから間違うこともあるので、いかにミスを減らすかが生命線。

こうした計算は、レポートをPCの画面で見つつ電卓で計算したほうがやりやすいんだけど、普通の電卓だと 1 ÷ 3 ＝ 0.3333333333 なんて結果になるので、レポートに転記する時に特定桁で丸めなくちゃいけないのが面倒。（桁数が無駄に多いと見にくいからね）

この電卓では、特定桁で固定しつつ、四捨五入ができるので、このプロセスが、とってもシンプルになるんです。一見たいした手間じゃないように見えますが、ギリギリの心理状態でレポートを書いている時の負担軽減は、どんなことでもプラスに働くんだよね。

上記のように、スライドスイッチを「1」に設定した場合、1 ÷ 3 ＝ 0.3になってくれます。
小数点第2位を四捨五入してくれるので、2 ÷ 3 ＝ 0.7 になるんです。

Fは小数点固定なし（通常の電卓モード）、1～4は小数点固定桁数。（Fはドルなど小数点2桁の計算に特化した特殊なモードになります。）
レポートでは、通常小数点以下1～2桁を使うので、必要十分です。

ちなみに、左のスライドスイッチは左から順に、指定桁数の切り上げ、四捨五入、切り捨てです。

見積もりもOK。その他便利機能満載

HS-1210TSは見積もりに使える、便利な計算もできるんです。

原価、売価、粗利率のボタンがあって、3つのうち2つを設定すると、残り1つが結果となる仕組み。

例えば、原価 1000 売価 2000 と入力すると、原価1,000円、売価2,000円なので、粗利率である50が表示されます。

普通に計算しても大した手間じゃないけど、ちょっと嬉しい気分になれたりする。

その他、入力訂正、グランドトータル、税込、税抜と便利な機能があります。

キーは押しやすく、素早い入力でも取りこぼしはないし、0とか.（小数点）キーはキートップが丸くなっていて触感で区別が容易（当然、5のホームポジションもあり）なのも嬉しい。

100円ショップで売っている電卓とは、まったく次元の違う「ものづくり」を実感。

安くてお得

HS-1210TSは、1,980円（税込）。（ビックカメラ店頭価格）

業務で毎日のように使って、このお値段はアクセスログ解析アナリストにとって格安。
レポーティング向上のためにも、オススメしたい逸品だよね。

ちまたでアクセスログ解析っていうと、ツールの使い方やら、指標の考え方ばかりが紹介されがちなので、今回は趣向を変えてお送りしてみました。

本当に便利なので、みなさんも試してみてね！